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ジャパンオープン・荻村杯2013

●女子シングルス決勝
福原 7、5、11、8 文玄晶(韓国)

福原が右ペンドライブの文玄晶に完勝し、ジャパンオープンで日本女子として初の優勝!

最初から最後まで、福原のプレーには迷いがなかった。ペンホルダーのバックショートは、福原のバック表ソフトのナックルボールに対して、厳しく返球することが難しい。強く弾くプッシュや横回転ショートはミスが出やすいからだ。文は試合後、「どうしてもバック攻めに対応できなかった」と語った。福原はこのバック対バックでの優位性を試合のベースにして、さらに決定打をしっかりフォアで狙っていった。第3ゲーム9−8でベンチに入っていた張莉梓コーチが退場させられるアクシデントもあったが、攻撃の手を最後までゆるめなかった。

それにしても今大会の福原は強かった。パリ大会での悔しい敗戦で、今までとは違うギアが入ったという感じだ。来年の世界団体選手権でもこのプレーを見せてほしい。

 「12歳で初出場してから13年、応援して下さる日本の方々の前で優勝できてとてもうれしいです。パリ大会では成績が残せなかったですが、この1カ月はずっと苦しい練習をしてきた。この優勝に油断せず、気を引き締めて頑張りたい。もっともっと苦しい練習をして、もっともっと結果を残せるように努力したい」(福原)