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全中国運動会・速報2013

決勝まで1ゲームしか落とさず、圧倒的な強さで勝ち上がってきた李暁霞。その1ゲームも朝一番の武楊との試合、第1ゲームをジュースで落としただけだった。

しかし、決勝は同じ山東のチームメイト、陳夢。同士討ちの場合、攻撃的な打ち合いよりも、いかにリスクを減らし、相手の待ちを外すかということに主眼が置かれる。李暁霞も決勝では、フルスイングの攻撃はほとんどなく、バックの懐が深い陳夢のバックサイドを警戒していた。
実際に、陳夢のバックの安定感は素晴らしかった。2-2の第6ゲーム、7-1とリードした時には「このままいくのか?」と思わせたが、最後は李暁霞の両ハンドドライブの回転量がものを言った。「彼女のボールは見た目よりずっと回転がかかっている」と対戦した選手は言う。最終ゲームは5-3でのチェンジコートから、大きくリードを広げて振り切った。

握手の後で、李暁霞が「よく頑張ったじゃない」と言いたげに、陳夢の頭をポンポンと叩いたのが印象的だった。地元・遼寧省チームに入ることができず、活躍の場を求めて山東省へ移籍した李暁霞。多くの挫折を乗り越え、故郷・鞍山に錦を飾った。
  • 女子としては規格外のパワー、李暁霞

  • 敗れたとはいえ大健闘の陳夢

  • 世はまさに李暁霞時代か