準決勝の許シンvs樊振東を見ていて気づいたことがある。
許シンの背中にヒラヒラしたものが・・・。
これは中国のお酒の名前「五糧液」(ウーリャンイエ)のロゴだ。
普通ならばウェアに印刷されているのだが、このロゴが入ったのは13年パリの世界選手権から。なぜ許シンのウェアには印刷されていなかったのか?
推測するに、これは12年ロンドン五輪〜13年パリ大会までの間に渡されたものではないか。
そもそも現在中国チームが来ているウェアは12年ロンドン五輪用に作られたデザインだ。
日本では12年ロンドン五輪モデル、13年パリ大会モデルなど、ビッグゲームのたびの新しいウェアをデザインし、プロモーションしているが、中国はビッグゲームをまたぐことも多く、新デザインのウェアに変えなくなっているのだ。
そしてロンドン五輪からパリ大会で若干デザイン変更はあったのだが、正面は同じなので気がつかなかったのだろう。
つまり、許シンはパリ大会時のものではなく、それ以前のウェアを持ってきてしまっていたのだろう。
正面から見たら同じウェアだが、実は背中のデザインが若干違う。そしてスポンサーロゴの有無を確認せず持ってきてしまったというオチだ。