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ITTFワールドツアー2013
グランドファイナル速報

● 男子シングルス決勝
許シン(中国) 8、-10、6、-8、5、-4、5 馬龍(中国) 

最強のペン対最強のシェークとなった決勝戦。
まず許シンが先手を取る。まだエンジンがかかっていない馬龍を序盤で引き離し、1ゲーム目、そして2ゲーム目もリード。
少々眠っていた馬龍だが、2ゲーム目後半から徐々に覚醒していく。フォアの打ち合いを制し、第2ゲームを逆転で取り返した。しかし、3ゲーム目はまたも許シンの攻撃を防げずに落としてしまう。

ゲームが動いたのは4ゲーム目だ。4-4で馬龍がロビング打ちをミスし、次のボールもイージーミス。6-4となったところで馬龍がタイムアウトを取った。
動揺した心を落ち着けるためのタイムだろう。
そしてカウントは7-5となったところで、昨日の張継科戦で流れを変えた投げ上げサービスを使用した。
ラケットをボールの下をがっつり擦る下回転だ。このサービスからの展開で2本取り、カウントは7-7。
さらに9-8とリードした場面で投げ上げロングサービスを許シンのフォアに出し、エースと奪った。ゲームを取り返し、勝負はここから!という感じがした。

お互いにゲームを取り、最終ゲームに入る。
会場のボルテージは最高潮に達し、スーパーラリーを連発。
許シンがそれをことごとく制し、そのままマッチポイントを握った。

最後は観念した馬龍がわざとロビングし、許シンが打ち込み、ふたりが台を回って入れ替わるというおきまりの見せプレーでゲーム終了。

許シンはグランドファイナル2連覇を達成した。

次のターゲットは世界のタイトルか。
  • 許シン、見事な2連覇

  • 弾丸のようなフォアドライブ

  • 裏面ドライブの安定力も抜群だった

  • 敗れてもその強さは脅威の馬龍