●女子団体準決勝
〈日本 3−1 香港〉
石垣 −13、−10、−2 李皓晴○
○石川 −8、8、−6、9、6 姜華君
○平野 −8、−10、10、3、10 呉穎嵐
○石川 4、−8、−10、9、7 李皓晴
勝った! 石川が李皓晴をゲームオールで下し、日本が決勝進出!
1983年の東京大会以来、実に31年ぶりの決勝の舞台だ!
石川佳純という選手は、やはり非凡だった。昨日のオランダ戦ラストでの、「どうやって得点していいのかわからない」という感じのリズムと待ちの悪いプレーから完全復活。「今日は自分が2回出るなら、2回勝てるように頑張ればいい。思い切ってやればいいと気持ちを切り替えることができた」と語ったとおり、緩急を巧みにコントロールし、李皓晴から得点を重ねた。第4ゲーム9−9の苦しい場面で、バックストレートにフォアスマッシュをたたき込み、次の一本はフォアクロスへ、曲げながらスピードを落としたフォアドライブを送り、李のブロックミスを誘った。「ゲームの達人」石川の面目躍如だった。
最終ゲームは5−3のチェンジエンドから5−5となったが、ここからピタッと止める小さく切れたフォアストップ、フォアドライブ連打などで9−5と突き放す。最後は10−7のマッチポイントで3球目フォアドライブを決め、歓喜のジャンプ!
「昨日のオランダ戦は負けたらベンチに帰れないと思って試合をしたけど、あの試合を乗り越えられたから、今日は思うぞんぶん戦うだけだし、こういう舞台で試合をできることは幸せだと思えました」(石川)。