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速報・現地リポート

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ユース五輪・卓球競技

●混合団体・準決勝
〈日本 2ー1 香港〉
 加藤 ー3、ー5、ー3 杜凱琹○
○村松 2、5、4 孔嘉德
○加藤/村松 7、ー6、7、ー10、4 杜凱琹/孔嘉德

 日本、混合ダブルスの最終ゲームまでもつれた熱戦に勝利!
 香港を下して決勝進出!決勝で中国と再戦だ!

 トップ加藤が、杜凱琹に対してバック対バックで優位に立てず、ストレートで敗れた日本。試合後、ベンチ裏に座り込んだ加藤は、2番村松の試合中もベンチには座らず。実は、大会中盤から加藤の体調は良くない。それでも必死の戦いで、混合団体をここまで勝ち上がってきた。 
 トップを落とした日本だが、2番村松の相手、孔嘉德はやはりカットが打てず。第1ゲームから、1本目のドライブは入るのだが、2本目のバック表ソフトのカットに対してオーバーミスを連発。村松もレシーブやストップ処理で反転を駆使し、巧みに変化をつける。孔嘉德は中盤からよく粘ったが、フォアドライブで決定打が打てないスタイルでは村松の堅陣は打ち抜けなかった。村松の完勝で1ー1。勝負の行方は3番混合ダブルスへ。

 混合ダブルスは、まず村松のカットを杜凱琹が受ける順番からスタート。これが日本にとっては吉と出て、杜は村松のカットをドライブで打てず、ツッツキですらネットミスを連発。対照的に第2ゲームは、孔嘉德のループドライブを加藤がブロックできず、前半はゲームカウント1ー1。
 日本は第3ゲーム、2ー5のビハインドから、4点連取で6ー5と逆転。村松のカットに対する杜のツッツキを、加藤がしっかり狙い打つ。6ー7から日本はまた5点連取でゲームカウント2ー1。第4ゲームは、再び孔嘉德のボールを加藤が受ける順番。日本、8ー10から10ー10に追いつくが、ここから孔嘉德がフォアのカウンタードライブを2本連発して、ゲームは最終ゲームへと持ち込まれる。

 最終ゲーム、4ー2から村松が長く切れたフォアサービスを、思い切って杜のフォアに出し、5ー2でチェンジエンド。次に加藤のバックブロックがエッジになり、完全に流れは日本へ。11ー4で日本の勝利が決まった時、もう加藤の眼には涙。シングルスで逃がしたメダルを確定させ、感極まった。
  • 加藤/村松、渾身のプレー!

  • ベンチに戻る前から加藤は涙、涙……

  • 前原正浩専務理事に迎えられ、号泣

  • 村松のカットの変化に苦しんだ香港ペア