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アジア競技大会・卓球競技

 世界選手権と同じく、団体・個人合わせて7種目が開催されるアジア競技大会。個人戦5種目にエントリーされるのは、シングルスは各協会2名、ダブルスは2ペアのみ。出場することさえ難しい、狭き門だ。では、まず男子シングルスに出場する有力選手をチェックしておこう。

★男子シングルスに出場する有力選手
水谷隼/丹羽孝希(日本)
許シン/樊振東(中国)
朱世爀/金珉鉐(韓国)
荘智淵/陳建安(チャイニーズタイペイ)
江天一/唐鵬(香港)
ガオ・ニン/李虎(シンガポール)
アチャンタ(インド)
No.アラミヤン(イラン)

・中国は馬龍と張継科がシングルスに出場せず、許シンと樊振東がエントリー。リオデジャネイロ五輪の3番目の代表を争う「オーディション」の、最終選考の場になっている。
 前回3位の水谷は香港勢やシンガポール勢には分が良く、中国勢以外で怖いのは朱世爀と荘智淵くらいか。今の水谷の強さと安定感を考えれば、準決勝までは確実に勝ち上がる、と見る。ただし、中国のふたりがシングルスの第1・2シードに入るとすると、準決勝でどちらかに勝たなければ決勝進出はない。特に同じ左腕の許シンは、水谷にとって相性の良くない相手だが、どこに突破口を見出すか……?

☆女子シングルスに出場する有力選手
石川佳純/福原愛(日本)
劉詩ウェン/朱雨玲(中国)
馮天薇/ユ・モンユ
徐孝元/梁夏銀(韓国)
李皓晴/呉穎嵐(香港)
リ・ミョンスン/リ・ミギョン(北朝鮮)
鄭怡静/李依真(チャイニーズタイペイ)
コムウォン(タイ)

・中国は女子シングルスでも、劉詩ウェンと朱雨玲のふたりにリオ五輪代表の3番手の座を競わせようとしている。今中国では、劉詩ウェンが所属する広東省チームと、朱雨玲が所属する四川省チームが、首脳陣へのアピールや根回しで火花を散らしている、とも聞く。李暁霞や丁寧が出場しないことで、日本の石川と福原にもチャンスが広がったように思えるが、中国のふたりの気合いの入り方は尋常ではないだろう。
 中国勢以外で怖いのはシンガポールの馮天薇だが、石川と福原がマークすべきは徐孝元とリ・ミョンスンという、ふたりのカット主戦型。ともにバックカットの安定性は驚異的で、フォアの攻撃力もある。また、ハイレベルな戦いとなる女子シングルスは、ドローでの組み合わせが大きなカギを握りそうだ。
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