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速報・現地リポート

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アジア競技大会・卓球競技

●男子団体決勝
〈中国 3ー0 韓国〉
○馬龍 9、9、-10、15 朱世赫
○許シン 3、5、6 李廷佑
○張継科 1、9、7 丁祥恩

 男子団体は中国が優勝、大会6連覇を達成した!

 トップで朱世爀が敗れた時点で、勝負の大勢は決まってしまったか。2番の許シン対李廷佑は、ともに長身でリーチのある左ペンドライブ型。許シンのよく切れたストップ・ツッツキを李廷佑がループドライブで返すと、中陣から許シンが「ドカン」とドライブを打ち込んでくる。そのコースもフォアストレート、バッククロス、バックストレートと実に多彩で、李廷佑は打ち抜かれるか、入れるだけのしのぎのブロックで返すのが精一杯。そして打ち合いになると、許シンの台上を這うように伸びるフォアドライブが、李廷佑を圧倒していた。許シンの裏面ドライブと李廷佑のバックショート、バックサイドの攻撃力の差も歴然だった。

 3番は張継科対丁祥恩。シンガポール戦ではガオ・ニンを破るなど、金ミン鉐の故障で戦力不足に陥った韓国を支えてきた丁祥恩だったが、さすがに実力差が大きかった。張継科の両ハンドドライブは、回転量と打球点の早さで、完全に丁祥恩を上回り、丁祥恩は一度守勢に回るともう挽回できない。第2ゲームは前陣を死守して終盤まで競り合ったものの、11ー9で張継科。現五輪&世界王者を5番に置くという驚異の布陣で、中国が地元・韓国を制した。
  • 許シン、恐るべきフットワーク

  • 李廷佑は許シンの圧倒的な攻撃力に沈黙……

  • 団体戦で全勝を守った張継科、素晴らしい強さ

  • 丁祥恩、敗れたとはいえ韓国代表として大活躍

  • クールな張継科、優勝後もハイタッチでお終い