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アジア競技大会・卓球競技

 馮天薇との試合で0−3から3−3に追いつき、最終ゲーム4−4と食い下がった福原。メダルの見える位置まで行った。特に後半でのすさまじいほどに速い攻めとラリーの応酬は見応えがあった。
 福原は完全復活し、より強くなっている。「今大会で17、18試合もやって足がプルプルきてます」と言いながら、世界卓球前に傷めた左足の骨折は完治しているのではないか。「これからはランニングもしたい。今まで左足のせいでランニング禁止だったから」。そして新しい星野美香コーチとの二人三脚もうまくいっているようだ。「美香先生との練習で新しい世界が見えている。勉強になることが多い」。

試合後もすがすがしい表情を見せていた。
「完全燃焼。0−3から3−3に挽回できたことは大きな収穫だった。いろいろなことをつかめた試合でした。0−3になった後、戦術を変えたり、いろいろ試そうと思った。もっと早い段階でああいう戦い方ができたら0−3になることもなかったけど、今までは03から追いつくこともあまりなかった。今まで比べても最低のところのレベルも最高のところのレベルも上がっている。自分の成長を感じることができた大会でした」
 充実した表情の福原は確かな手応えをつかんでアジア競技大会の日程をすべて終えた。
 
  • 馮天薇には負けたが、確実に強くなっている福原

  • やりきったという顔の福原。4ゲーム目からは素晴らしい速攻を見せた