速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成26年度全日本選手権大会速報

● 女子シングルス準決勝
石川佳純(全農) 9、-8、-7、-11、3、6、9  前田美優(希望が丘高)

女子シングルス準決勝の第1試合。石川と前田のサウスポー対決は石川が前田に1-3とリードされるも逆転で勝利。3冠まであと1勝と王手をかけた。

お互いに前陣を譲らない対決となり、石川は積極的に回り込みフォアで攻めて行く。しかし、前田のブロックは固く、回り込みを意識しすぎてオープニングのフォアを攻められてしまい、ゲームカウント1−3と追い詰められてしまう。

第5ゲームから石川が戦術を変更。
バック側の回り込みを捨てて、バック側はすべてバックドライブで返球。バック対バックで変化を付けていく石川。緩いボールと速いボールで前田のバックミドルを攻め立てた。
石川が台の中央にいることで、なおさら前田はフォアへ攻めにくくなる。結局はバック対バックの我慢比べに持ち込まざるを得なくなり、ゲームを取り返されて勝負は最終ゲームへ。

前田は石川のフォアを攻めるしかないと果敢な攻めを見せたが、徐々に石川がバック対バックへ引き込んでいく。9−9となり、石川がここで強気のロングサービスを2本。
前田はここでクロスにつないでしまい、石川の攻めを受けてしまった。
一本も打っていないストレートへ打てていれば変わっていたかもしれないが、非常に惜しかった前田。華麗な前陣速攻、そして表ソフトはプラボールでもまだまだいけることを証明した。
  • 逆転勝利で決勝進出を決めた石川

  • 前田は勝利まであと1歩