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世界卓球蘇州大会WEB速報

●男子シングルス1回戦
水谷 11、9、3、4 プラトノフ(ベラルーシ)
グルーツ(デンマーク) 6、ー8、ー7、6、12、ー3、5 松平
丹羽孝希  4、2、8、7 ヤカブ(ハンガリー)

男子シングルス1回戦、前回大会ベスト8の松平健太が、初戦でデンマークのグルーツに敗れた。松平はゲームカウント2ー2の第5ゲーム、10ー3のゲームポイントから10ー7と挽回され、ここでタイムアウト。しかし、相手に傾いた流れを止められず、10ー10に追いつかれる。
そのあとも11ー10、12ー11と計9回のゲームポイントを握りながら、このゲームを12ー14と逆転で落とした。最終ゲームは相手にレシーブから攻められ、出足で許したリードを最後まで詰められなかった。試合を通じて、サービスがすべて台から出てしまい、置きにいったところを狙われた印象だ。「5ゲーム目にリードしてから凡ミスが続いて、相手のペースになってしまった。はじめからサービス・レシーブで自分の思うようなパターンにならず、先に攻められてしまった」(松平)。

09年横浜大会で馬琳を追い詰める大活躍を見せた後、11年ロッテルダム大会で初戦敗退。13年パリ大会ではベスト8に入り、今大会は再び初戦で苦汁をなめた松平健太。交互にやってくる好成績と無念の敗戦。しかし、まだメダル候補である丹羽とのダブルスがある。

グルーツは今シーズン、ドイツ・ブンデスリーガ男子1部のグレンツァオで、吉田雅己のチームメイトだった選手。「とてもハッピーだよ。だって、健太は世界選手権でベスト8まで行った選手だから。5ゲーム目の3−10の時にはあきらめかけていたけど、点数が近くなってから自分の気持ちを切らさないようにしたし、7−10で相手のタイムアウトの後は、自分が良いプレーがあった。最終ゲームの前はとにかく相手にプレッシャーをかけていこうとした。ラリーになったらリスクを取った攻撃を仕掛けたのも良かったと思う」。22歳の金星だった。
ちなみに名前の発音「グルーツ」は、現地で確認したもの。表記がブレやすい選手ですが、この「グルーツ」を採用しています。
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※上記リンクは2015年4月時点のものです。