●女子シングルス3回戦
伊藤 4、ー7、8、2、10 陳思羽(チャイニーズタイペイ)
丁寧(中国) 5、6、1、6 平野美宇
伊藤が過去0勝4敗と、競り合いながらも一度も勝ったことのなかった陳思羽に快勝。ベスト16入りを決めた!
1ゲーム目、ラブオールの1本目から冷静にバック連打で得点し、1ゲームを先取した伊藤。「今まで負けた試合はムキになって、攻めすぎて自滅していたのが、今回は無理をしなかった。特にバック対バックで無理せずに戦うことができた。行くところは行く、でもミスせずにしっかり攻めて、相手のミスを誘うことができた。その判断が良かったと思います」(伊藤)。コースを突く軽打を多くしながら、第4ゲームには「振ればすべて入る」というフォアスマッシュの当たりも見せた。次戦の対戦相手は、福原を下したビレンコ。3月のスペインオープンでは4ー2で勝っている相手だ。
平野は丁寧に貫禄の差を見せられた。強烈な回転量の両ハンドドライブで、フォアサイドを攻めてくる丁寧に対し、平野はオーバーミスが連続。連続バックハンドで振り回し、得点する場面もあったが、最後まで丁寧のボールを抑えきれなかった。「最初のほうは向かっていけたけど、最後のほうはレシーブがうまくできなかった。丁寧も世界選手権では絶対負けられないという気持ちになっているのでさらに強さが増している感じでした。(自分のプレーの中では)ラリーとバックドライブは良かったです」(平野美)