速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界卓球蘇州大会WEB速報

●男子ダブルス準々決勝
松平/丹羽 3、7、10、14 キム・ヒョクボン/パク・シンヒョク(北朝鮮)
李尚洙/徐賢徳(韓国) 6、ー6、ー6、5、7、ー6、7 マツモト/モンテイロ(ブラジル)
樊振東/周雨(中国) 13、11、5、8 鄭栄植/金ミン鉐(韓国)
許シン/張継科(中国) ー9、8、7、ー9、ー10、9、10 森薗/大島

森薗/大島、中国の最強ペア、許シン/張継科から最終ゲーム10ー8でマッチポイントを奪うも……及ばず!!

下馬評では、森薗/大島ペアの勝利を予想した人は少なかったはずだ。しかし、森薗のコースの読みにくいチキータと、倒れ込みながらも振り抜くシュートドライブ。そして大島の強烈な踏み込みのパワードライブで、中国ペアと互角以上の戦い。中国ペアは明らかに押されていた。
最終ゲームは7ー5で日本ペアがリード。一度は追い付かれながら10ー8でマッチポイントを握り、場内は騒然。ここで大島のストップレシーブを、張継科が冷静にダブルストップ。試合後、この場面を振り返った森薗は「もう一回ストップするべきだった。許シンが中陣でぼくのフリックを待っていたから、フリックしても狙われていた。相手の位置を見きれなかったのが敗因です」と振り返った。10ー9で森薗のフリックがネットにかかり、10ー10。ここから再び日本ペアが、マッチポイントを奪うことはできなかった。

「これまで支えてきてくれた人たちに結果という形で恩返しがしたかった。すごい悔しいです」。ミックスゾーンで目を赤くはらして語った森薗。一方、大島は「こういうチャンスを活かせるよう、これから精神面も技術面ももっと鍛えないといけない。10ー8の場面では、ぼくは森薗くんにすべてを託してストップしたので、森薗くんがミスしたとしても悔いはない」とパートナーをかばった。

ダブルスのみの出場だった森薗/大島。卓球大国・中国に乗り込み、最強ペアを向こうに回しての一世一代のプレーだった。
  • 森薗/大島、中国ペアを追い詰めた

  • 第7ゲーム、10ー8

  • 中国最強ペアが、苦しそうにプレーしていた

全国のオススメ卓球場&ショップ

※上記リンクは2015年4月時点のものです。