●女子シングルス3回戦
木子(中国) 7、10、10、4 石川
無念、石川は女子シングルス3回戦で中国の木子に敗れ、ベスト32。
男まさりのフットワークとパワードライブを誇る木子。しかし、試合後に石川が「今日はあまり強いボールを打ってこなかった。軽いボールや曲がってくるボールを使ってきたので、少しイメージとは違った」と語ったように、強打は要所で使い、むしろバック表ソフトのドライブや台上のテクニックが目についた。バック面に貼るのは、中国の異質攻撃型の定番「スペクトル」。そこから放たれるボールは、予想よりも回転量が多かったり、少し沈んだりと、かなり変化があった。
石川としてはジュースにもつれた2ゲーム目、3ゲーム目を何とか取って展開を変えたかったが、どちらのゲームでも石川はゲームポイントを奪うには至らず。そこからの1本、2本が近くて遠かった。「気持ちを切り替えて混合ダブルスで頑張りたい」と石川。混合ダブルスで決勝に進出すれば、77年バーミンガム大会の田阪登紀夫/横田幸子ペア以来、実に38年ぶり。対戦相手は前回覇者のキム・ヒョクボン/キム・ジョン(北朝鮮)だ。