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世界卓球蘇州大会WEB速報

●男子シングルス4回戦
水谷 ー8、7、7、ー8、3、3 ガオ・ニン(シンガポール)
唐鵬(香港) ー1、7、8、12、9 李尚洙(韓国)
ボル(ドイツ) 9、8、ー3、10、13 黄鎮廷(香港)
張継科(中国) 14、8、6、ー5、3 サムソノフ(ベラルーシ)

2回戦のカルデラノ(ブラジル)戦、3回戦の鄭栄植(韓国)戦と苦戦が続いていた水谷が、ようやく本来のリズムを取り戻した。ガオ・ニンを下し、11年ロッテルダム大会以来、2大会ぶりのベスト8進出。
バックハンドでの打球点の早いバックストレートへの攻守、そしてフォアストレートへの3球目強打を有効に使った水谷。要所では大柄なガオ・ニンのフォアミドルへ強打を打ち込み、試合の終盤はガオ・ニンを台の中央に釘付けにした。精密なプレーが持ち味のガオ・ニンだが、水谷の巧みな攻めに思考回路がショートしたか、5・6ゲーム目は完全に足が止まっていた。

「先月もガオ・ニンとやって3−0で勝っていたけど、序盤はその時とは別人のような卓球で結構危ないと感じた。その中でサービス、レシーブを変えて自分のペースにしました」と試合後の水谷。「やっとスタート地点に立った気持ちです。世界ランキング5位だし、準々決勝で(張継科戦)やっと格上の選手と当たる。これからが本当の勝負です。大事なのはサービス、レシーブ。それで先手を取れれば勝機はあるかな。彼のYGサービスとチキータを何とか封じていきたい」(水谷)。

4回戦のその他の試合では、唐鵬、ボル、そして張継科が勝利してベスト8入り。張継科は1ゲーム目にサムソノフにゲームポイントを握られたが、ここを積極的な回り込み攻撃で制して、自分のペースに持ち込んだ。ボルは苦しみながらも、さすがのベスト8入り。そして唐鵬は、バック表ソフトながら中陣に下がっても粘り強く、カットも交えて李尚洙のミスを誘った。
  • 観客をうならせるプレーを見せた水谷

  • 張継科に挑んだサムソノフ、1ゲーム目を取りたかった

  • 張継科、静かに、しかし確実に勝ち上がっている

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※上記リンクは2015年4月時点のものです。