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ジャパンオープン・荻村杯2015

●男子シングルス準々決勝
尚坤(中国) ー10、5、8、9、5 村松
樊振東(中国) ー10、16、7、6、ー5、ー3、5 閻安(中国)
●女子シングルス準々決勝
陳夢(中国) 2、7、2、7 若宮

男女シングルス準々決勝、ベスト8に勝ち残っていた村松雄斗と若宮三紗子は、ともに中国勢に敗れた。

村松は惜しまれる内容だった。第1ゲームを先取し、続く第2ゲーム、第3ゲームも中盤でリードしながら、相手に連続得点を許した。「技術的には互角くらいだと感じていたけど、中盤でリードしてから追いつかれて、精神的に弱い部分があり、1本のミスから崩れてしまった。打っていったボールにミスが増えてきて、精神的にマイナスになり、どんどん入らなくなった」(村松)。尚坤の強烈なパワードライブ連打もよく拾い、調子は決して悪くなかったが……。バック面の粒高は、「今回初めてまともに試合ができた感じ」と手応えを感じているが、どうしても球質が単調になってしまう部分はある。バック面を粒高でいくか、表ソフトに戻すか、大きな選択だ。

若宮は陳夢のバックハンドに苦しんだ。少しでもあまいボールがバックに行くと、若宮のフォアサイドを切る厳しいコースにバックドライブが飛んでくる。「フォアやミドルを攻めたかった。でも押されて打球点が落ちて、バックにボールが集まってしまった。もう少しサービスから攻撃を仕掛けたかった」(若宮)。それでもベスト8入りは大健闘。「最近、攻撃的にいきすぎて力んでしまうプレーが多かったけど、今大会では力を抜いた状態でラリーができた。今までにない感覚をつかめました」。日本勢、これで残るは朱世爀と対戦する吉村真晴のみだ。
  • 村松、よく動き、よく守ったが及ばず

  • フォアサイドを厳しく突かれた若宮

  • 尚坤はベスト4進出を決めた