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全国高校選手権(インターハイ2015)

 インターハイの開幕まであと2日。9日は開会式で、10日から競技が開始される。まずは学校対抗の有力校を紹介しよう。

 男子は青森山田、愛工大名電、野田学園の3校が本命になるだろう。青森山田高は過去8連覇を含む16回優勝を誇るが、今年で卓球部の強化が終了することが決定しており、最後のインターハイになるかもしれない。及川・三部が中心となり、有終の美を飾りたいところだ。
 春の選抜を制した愛工大名電はエースの松山に加えて、13年全中王者の木造が入学し、層が厚くなっている。野田学園も爆発力のある青山・伊丹の2枚看板で初優勝を目指す。

 本命3校に迫る第2集団には希望が丘、東山、鶴岡東を上げたい。希望が丘と東山は昨年のインターハイを経験した1〜2年生がメキメキと実力を伸ばしており、選抜でも好成績を残している。昨年3位の鶴岡東は長丁場でも最後まで動き切る体力が自慢だ。今年はどこまで突っ走ることができるか。
 他にも春の選抜でベスト8に入った瓊浦、明徳義塾、埼玉栄、杜若。そして遊学館、都城商業、明大中野、関西など例年に比べて有力校が多い。夏の主役はどの高校だ!?

 女子は四天王寺、希望が丘、正智深谷の3校は単複で安定したメンバーがおり、上位進出は確実と思われる。特に四天王寺は個々の強さはもちろんだが、シェーク裏裏、粒高、左利き、カットマンなど、多種多様な戦型が揃い、相手校にとって的が絞りにくいという強さがある。
 春の選抜ベスト8に入った札幌大谷、明徳義塾、芦屋学園、愛み大瑞穂も表彰台を狙える位置にいるだろう。中でも札幌大谷は世界ランキング33位の佐藤がいるため、本命校としても怖い相手だ。他にも富田、武蔵野、横浜隼人、山陽女子がバランス良く戦力が揃っており、上位進出が期待できる。

 8日には学校対抗の公開抽選会が行われ、トーナメントの組み合わせが決定する! さあ、インターハイが開幕だ!
  • 青森山田は坪井が抜けたが、十分な戦力だ

  • 愛工大名電は松山がカギとなる

  • 悲願の優勝なるか、野田学園

  • 選抜優勝の勢いのまま連覇を狙う四天王寺

  • 今年こそはうれし涙で終わりたい正智深谷

  • 希望が丘は単複の要となる中澤(左)の爆発に期待