●女子シングルス準決勝
橋本帆乃香(四天王寺) 8、ー9、ー7、9、5、2 木村香純(四天王寺)
早田ひな(希望が丘) 9、ー8、5、7、8 梅村優香(四天王寺)
女子シングルス準決勝は橋本と早田が勝利。第1シードと第2シード、優勝候補の双璧のふたりが、ついに決勝で相まみえる!
橋本は木村との同門対決に勝利した。中国人コーチがそれぞれの選手を指導する四天王寺。ふたりが普段の練習で打つ機会は「ほとんどない」(木村)というが、プレーをよく見ているだけあり、木村は誰もが苦しむ橋本のカットに対してもドライブ・ストップのミスがない。強打に見せてからの軽打も交えて橋本を揺さぶり、ゲームカウント2ー2に持ち込んだが、試合の終盤は橋本の攻撃に手を焼いた。「橋本さんにループを打たせてブロックで展開を作りたかったけど、逆に橋本さんの攻撃に対して、私のラケットの角度が合わなくてミスが出てしまった。前回も準々決勝でカットマンに『あと1本』で負けてしまったので、カットマンにしっかり勝てるようになりたい」(木村)。
そして早田は、過去0勝4敗の梅村をついに破った。「全日本ジュニアで勝った時はブロックで粘れていた」という梅村だが、早田の連続ドライブは強烈。強引に回り込まず、回転量の多いバックドライブで、梅村のバックサイドを締め付けるように攻め続けた。梅村は完全に受け身に回った。「早田さんにいろいろ対策をされて、そこに対応できなかった。自分のバックサイドに回転量の多いドライブを集められて、止めることしかできなかった」(梅村)。早田の、本格派の両ハンドドライブ型としての成長を証明する一戦となった。
さあ、いよいよ女子シングルスも決勝を残すのみ!