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リオ五輪

 8度目となる五輪の取材を振り返りながら、現地での様子を伝えよう。
 今回のリオの情報は、テレビを通じてどれもネガティブなものばかりだった。おかげで、日本を出発する前に、行きつけのランチの店からサービスが出たり、友人が田舎の漬け物を送りつけ、優しく声を掛けたり、まるで今生の別れのような有様だった。
 
 そして、五輪には卓球王国からただ一人向かうことになる。国際卓球連盟(ITTF)には2人申請した。一人はITTF公式カメラマン、もうひとりはITTFのゲストパスを使える立場で。だって、言っては何ですけど、ITTFの役員と言っても何するともなく五輪見物に来る人は毎回見ているので、何とか回してほしいと懇願したのですが・・ダメでした。
 4枚のメディアパス(ID)のうち一枚は使っていいです。写真提供して、その代わり実費自腹。ITTFの虫の良い話に乗るしかない。だってこのメディアパスは貴重なのだから。ほかのスポーツ専門誌はよくわからないが、日本の専門誌が五輪のメディアパスをもらえる雑誌がほかにあるのだろうか。
 ここまでくるのに3年間ほどの労力とコネを使うのです。というわけで、あえなく一人で取材。写真も撮って、試合セッションの合間にせっせとITTFに提供する写真を選んで、トリミングして、写真データに英語の名前を入れて、渡す。
そのために速報が速くできない。申し訳ない。(今野)
  • ホテルの目の前がビーチ。泳いだりサーフィンしている人がいます

  • 開会式が行われたメインスタジアムの周辺