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リオ五輪

●女子団体準々決勝
〈ドイツ 3-1 香港〉
○ハン・イン 6、3、4 李皓晴
 ゾルヤ 9、-3、9、-9、-12 杜凱栞○
○シャン・シャオナ/ゾルヤ 7、3、10 李皓晴/帖雅娜
○ハン・イン 5、-5、7、3 帖雅娜

〈日本 3-0 オーストリア〉
○福原 5、9、8 ポルカノバ
○石川 -5、4、7、7 リュウ・ジャ
○福原/伊藤 5、-10、7、10 ポルカノバ/リ・チャンビン

日本女子、準々決勝を突破。
3−0とスコアの上では快勝だが、内容はほぼ互角だった。

1番福原はシングルスの好調を維持しているように見える。
長身のポルカノバを前後左右に揺さぶっていき、ミスを誘った。中陣からのドライブは強力なポルカノバだが、十分な体勢で打たせなければ威力も精度も半減する。
前陣では速攻、相手を下がらせればドロップと、福原が試合を掌握した。

1回戦でオランダを破った殊勲者、リュウ・ジャが2番に登場。
石川のサウスポー同士の試合は、バック対バックの打ち合いから展開。
動きの良いリュウ・ジャが1ゲームを先制したが、石川がここからギアを上げた。
バック対バックからの展開からフォアの割合を増やしていき、フォアクロスで勝負をかける。打球点が早く、威力のある石川のフォアドライブがリュウ・ジャのフォアクロスに刺さり、連続得点。
威力が増した石川のフォア、これでリュウ・ジャの足を止めた。
広角なコース取りでエース対決を制し、ダブルスへバトンタッチ。日本が2-0とリード。

ダブルスは福原/伊藤が先手を仕掛け、オーストリアペアが盛り返す展開になる。伊藤のフォアカウンターブロック、バックスマッシュは、入れば決まる威力とスピードがあり、随所に点数を重ねた。
途中、リズムを崩されて、ゲームを落としたが、4ゲーム目は8-10から4ポイント連取。競り合いでも攻めを徹底し、逆転!
最後は福原のバックがポルカノバのフォアサイドを切った。
福原と伊藤が両手をあげ、笑顔の勝利!

これで日本女子は準決勝へ進出。
準決勝の相手は、強豪ドイツだ。
世界選手権でエース級の活躍をしたゾルヤに加え、ハン・イン、シャン・シャオナというふたりの強力な帰化選手が加わる。
特にカットマンのハン・インは強く、準々決勝ではカットキラーの帖雅娜にも勝利している。ハン・インから1点をもぎ取ること、それが日本勝利への条件だろう。
ドイツに勝利し、メダルを決め、決勝の中国と再び対峙したい。



●女子準決勝対戦カード
中国vsシンガポール
日本vsドイツ
  • ドイツの帰化選手のハン・イン。シャン・シャオナも強く、ドイツは手強い相手だ

  • オーストリア戦の2番で勝ち、調子を取り戻しつつある石川

  • 福原と伊藤のダブルスは試行錯誤しながら、試合をやりながら強くなっていくのだ

  • 勝利を決めた後のメンバーの笑顔