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リオ五輪

●女子団体決勝
〈中国 3ー0 ドイツ〉
○李暁霞 9、3、7 ハン・イン
○劉詩ウェン 3、5、4 ゾルヤ
○丁寧/劉詩ウェン 6、5、ー9、7 シャン・シャオナ/ゾルヤ

女子団体は決勝が行われ、中国がドイツに3ー0で快勝。シングルス女王の丁寧を後半に下げる余裕を見せながら、それでも中国は負けなかった。驚くべきことに、団体戦が導入された08年北京五輪から、中国女子は団体戦では無敗。1試合も敗れることなく、女子団体3連覇を成し遂げた。

トップ李暁霞は第1ゲームの出足、ハン・インのブツ切りフォアカットにミスが出て5ー8、7ー9とリードを許したが、ここから圧巻のパワーを見せて4点連取。ループドライブ一発でチャンスボールを作り、それをサイドを切る厳しいコースへ、確実に強打できる恐るべきパワー。特にバッククロスとフォアストレートへ放つ李暁霞必殺の一打、シュートドライブが冴えた。

2番劉詩ウェンは、第1ゲーム3ー3から8点連取で一気に先取。第2ゲームも5ー5までは競ったが、そこから6点連取。ヨーロッパ選手の中では最も前陣寄りでプレーするスタイルのゾルヤだが、劉詩ウェンの両ハンドの圧倒的な速さ、サービス・レシーブの厳しさについていけない。何とか劉詩ウェンのフォアを突き、大きく動かしたいゾルヤだが、コース変更の余裕がないほど劉詩ウェンの攻撃は厳しかった。劉詩ウェンが要所で混ぜる、深く切れたツッツキも非常に有効だった。

3番ダブルスも中国ペアが第1ゲーム、第2ゲームとも6ー1とリード。普段はあまりペアを組まない丁寧と劉詩ウェンだが、丁寧が前陣寄りでプレーすることで、なかなかのコンビネーションを見せた。第3ゲーム、9ー9からドイツペアが2点連取で奪い、歓声を集めたが、反撃はここまで。第4ゲーム、10ー7。最後はラリー戦から丁寧がフォアドライブをねじ込み、中国の優勝が決まった。
  • 優勝を決めた瞬間、劉詩ウェンと丁寧

  • 表彰式での中国チーム

  • 日本を破って銀メダルのドイツチーム

  • 表彰式での全チーム