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平成28年度全日本選手権速報

 女子の決勝、石川対平野。2年連続の同一カード、1ゲーム目はいきなり4-0と平野がリード。6-2、6-4、7-5、9-5、次々と平野のバッククロスのカウンターが決まる。10-5、11-6で平野が先取した。平野の積極的な両ハンドが石川を攻める。

 2ゲーム目、3-3から5-3と平野がリード、6-4、7-5、攻め続ける平野と攻め返す石川、8-7、8-8となったが、9-8と平野が取ると、また石川のカウンターで9-9。平野がフリックレシーブで10-9でゲームポイント。10-10と石川もゆずらないが、12-10で平野がゲームを連取する。

 2ゲームを連取された石川。3ゲーム目、4-4、6-4、で石川が意地を見せる。9-8で石川がタイムアウト。11-8で石川が取り返した。平野の強打を1本しのいで、カウンターにつなげていくようになっている。

 4ゲーム目、4-4から5-5、8-8と両者譲らず、10-8と平野リードから10-9、最後は石川のドライブがオーバーミスして11-9で平野が取り、3-1とゲームをリードして優勝に王手を掛けた。
 
 5ゲーム目、平野が思い切りの良いフォアハンドで攻め込む。6-2と平野が優勝に一歩一歩近づく。8-2、8-3、8-4、8-5と石川が追い上げてきたところで、平野がタイムアウト。石川のサービスエースで8-6、次はレシーブ強打で8-7。そして8-8と追いついた。
 7本連取で9-8と石川リード。9-9になったあと、石川が10-9と先にゲームポイント。ここで平野がサービスミスをして11-9と石川が取り返し、ゲームカウントが3-2となった。

 6ゲーム目、平野はまたもや5-1とリード。6-1から6-4、6-5、7-5、7-6、8-6、9-6と平野はまたもや優勝へ近づく。10-6とマッチポイントは平野。最後も強打で決め、平野が史上最年少の優勝を決めた。
 それにしても最初の1本目から最後の1本まで攻め続けた平野美宇は素晴らしかった。若きチャンピオンの誕生となった。