秋田商業高の3年生、齋藤元は裏面なしの正当派ペンホルダー。卓球を始めたころはシェークだったが、スポーツ少年団の監督がペンホルダーだったため、興味本位で使ってみたら、ショートのほうがやりやすいと変更したという。
ラケットは桧単板10㎜厚のサイプレスMAX(バタフライ)、ラバーはテナジー05FX(バタフライ)だ。
「ラケットは高校のOBの方からいただいたものです。それまではロリン(ニッタク)を使っていましたが、このラケットに変えたら打球のスピードや飛距離が上がりました。裏面は貼ったこともありますが、難しいですね。ぼくにはショートのほうが合っています。
ラバーは8月のインターハイまでテナジー05の特厚を貼っていました。インターハイが終わってからほとんど練習をしていなく、公務員試験の勉強をしていました。そしたら筋力が落ちてしまい、ラケットが重く感じたんです。前に使っていたテナジー05FXの厚を貼ったら、ちょうど良かったので、それで県予選に出たら準優勝できて、全日本に出場できました。
ラケットはコルク部分を長いものに付け替えて、ハイフィットにしています。OBの方がぼくに合うようにいろいろと削ってくれたりカスタマイズしてくれました」