世界戦決勝の再現、今回も優勝は馬龍!
●男子シングルス決勝
馬龍(中国) 7、ー5、7、8、5 樊振東(中国)
男子シングルス優勝は馬龍、意外にもジャパンオープン初優勝!
世界選手権男子シングルス決勝の再現となったこの一戦、序盤から両選手の高速両ハンドがぶつかり合う。その中でも、馬龍は3ゲーム目の10ー7のゲームポイントで、ラリーから目にも留まらぬフォアクロスのカウンタードライブ。4ゲーム目も10ー8でバックストレートへ、電光石火の回り込みフォアドライブで打ち抜いた。一方、樊振東はスーパープレーを随所に見せながらも、まだ勝負所での台上プレーやフォアドライブにミスが多かった。
馬龍が3ー1と勝利に王手をかけた5ゲーム目は、1ー1から馬龍が怒涛の7点連取。一気に突き放した。意気消沈し、イージーミスを連発する樊振東。最後も10ー5のチャンピオンシップで、馬龍がバックストレートにパワードライブで打ち抜き、世界選手権に続くタイトル獲得。改めて世界最強であることをアピールした。
首を振りながら足早にコートを後にした樊振東。またも馬龍の壁の前に立ち尽くした。しかし、馬龍もまたかつては、王皓ら先輩の前に敗れ去る試合をいくつも経験してきたのだ。この敗戦もまた、彼の成長の糧となるだろう。
★馬龍の優勝インタビュー
「今日は優勝できてすごくうれしいです。10年前の2007年、この大会では2位でした。10年ぶりのこの大会で、また優勝できて大変うれしく思います。ここ数年来、毎年日本でプレーしていますが、日本でこのような卓球ブームが起こっているのはとてもうれしく思いますし、また日本でプレーしたいと思います。
ファンの皆さんには、感謝のひと言です。初日から最終日までずっと応援してくれた。すべての選手を応援してくれた。私たち選手にとっては誇りですし、これからもずっとずっと応援してください。よろしくお願いします」