●男子学校対抗準々決勝
遊学館 3−2 東山
出雲 8、−3、8、−8、−9 田中○
浅利 −7、12、7、−7、−9 竹内○
○出雲/五十嵐 9、7、9 田中/福本
○五十嵐 10、4、−7、6 六本木
○三上 8、9、6 福本
0−2からの逆転劇。
ドラマチックな展開で遊学館が表彰台を決めた。
前半のシングルスは両者互角の展開だが、東山がペースをつかむ。田中は4ゲーム目を逆転し、竹内は最終ゲームの5−9から7点連取の大逆転。流れは一気に東山へ傾いた。
しかし、団体の勝負はダブルスでガラッと変わる。
東山の宮木監督も「ダブルスが良くない負け方をした。前半で2点取って、ようやくここからなのに後半に良い形で繋がらなかった」と悔やむ。
東山に行きかけた流れを遊学館がダブルスで引き寄せる。
4・5番のシングルスに入ると五十嵐、三上がプレッシャーの中でも臆さずに向かっていき、最後まで攻めの手を緩めなかった。
「メダルにはもう一歩、もう1点が足りなかったということ」と宮木監督。
それでも全国の舞台で躍動した東山の選手たちは強かった。
昨年は連続出場の記録を途切れさせてしまったが、今年は「さすが東山だ」という強さを全国に再びアピールしただろう。古豪は復活の光を見せてくれた。