●女子学校対抗準決勝
四天王寺 3−0 遊学館
○木村 7、9、14 平川
○宮崎 9、5、−9、6 千葉
○梅村/塩見 10、−6、6、10 千葉/出雲
4連覇中の王者・四天王寺に挑むのは、初のベスト4入りを果たして勢いに乗る遊学館。四天王寺は塩見、梅村の2枚看板を後半に置くオーダーを組み、遊学館はここまで前半に出場して勝ち星を重ねてきた出雲を下げ、調子のいい千葉を前半に起用するオーダーを組んだ。
1番は木村が力の差を見せて平川をストレートで下し、2番の宮崎は3ゲーム目を落としたが、余裕をうかがわせるプレーで千葉を破った。3番のダブルスは四天王寺ペアが2−1とゲームをリードしたが、4ゲーム目は遊学館ペアが6−0とスコアをリード。このゲームを取って最終ゲームまで行くと思われたが、出雲のミスが目立ち、逆転負け。その結果、3−0で四天王寺が遊学館に快勝した。
準決勝のオーダーについて遊学館の安達監督に聞いてみた。
「オーダーはコーチとも相談して、千葉を上に使うことにしました。今大会は出雲だけではなく千葉の調子も良く、うちは出雲、千葉、千葉/出雲のダブルスの3点が鍵になるので、3番のダブルスを終えた時点で2−1にして出雲にまわしたかった。出雲は昨年まで四天王寺の選手たちと練習していたのでそういうことはないのですが、他の選手は四天王寺が相手ということで少しのまれてしまいました。同じ人間だから付け入る隙は必ずあるとミーティングで話しましたが、試合になると難しかった。ただ、うちは1、2年生が主体のチームなので、このリベンジを来年の選抜、インターハイで晴らしたいと思っています」。
塩見、梅村を後半に下げても3−0で勝てる四天王寺。四天王寺の選手層の厚さを改めて感じさせられた準決勝だった。