●女子シングルス準決勝
丁寧(北京市) 6、ー8、9、ー4、ー7、8、9 朱雨玲(四川省)
劉詩ウェン(広東省) 8、8、ー4、7、8 王芸迪(雲南省)
女子シングルス準決勝を勝ち上がったのは、丁寧と劉詩ウェン!
丁寧対朱雨玲の一戦は、お互いに死力を尽くした好ゲーム。6月にドイツ・デュッセルドルフで行われた世界選手権女子シングルス決勝の再現。その世界頂上戦に引けをとらない試合内容だった。
朱雨玲は精度が高く、コースの厳しいバックハンドで丁寧を振り回し、ゲームカウント3ー2とリード。第6ゲームも4ー7から7ー7まで挽回して勝利に迫ったが、ここで丁寧が気迫のこもったフォアドライブをフォアクロス、さらにフォアストレートに決める。追い込まれるほどに強い女王の底力。丁寧が11ー8としてゲームオールに追いつく。
最終ゲームは丁寧が4ー1、5ー2、8ー4、9ー5と終始リード。10ー6でマッチポイントを握った後、朱雨玲も10ー9まで追いすがる。ここで勝負を賭けた朱雨玲、フォア前のサービスにバックハンドで回り込み、チキータでの強打を狙ったが、ボールは無情にもオーバーミス。熱戦に終止符が打たれた。
劉詩ウェン対王芸迪は、調子の上がらない劉詩ウェンと、硬さの見える王芸迪、ともにややミスが多かった。その中でも、フォア前へのサービスで王芸迪を動かしてから、ピッチの早いバックハンドで先手を取った劉詩ウェンが主導権を握り、4ー1で勝利。今大会、センセーショナルな活躍を見せてきた王芸迪だったが、3位決定戦に回ることになった。