●男子予選グループ・第5戦
〈日本 3−0 シンガポール〉
○張本 5、4、6 ガオ・ニン
○水谷 8、4、5 ポー・シャオフォン
○大島 3、5、3 ベー・クンティン
日本男子、シンガポール戦は全く相手を寄せつけず、ストレートで勝利!
圧巻のプレーを見せたのはトップの張本。「バック対バックで球が合っていたので、いけそうだなと感じました」という本人のコメントのとおり、バックハンドの攻撃力が低く、守備主体のガオ・ニンとの試合は「フリーバッティング」のような内容だった。バック対バックで速さで圧倒し、回り込んでのパワードライブと打球タイミングを少しはずしたバックハンドで、ガオ・ニンのフォアを次々に抜いていった。
2番水谷は、「これまで戦った中ではかなりレベルが下の相手で、1ゲーム目に明らかなレベルの差を感じたので、明日に向けてサービスやレシーブなどを試しながら試合ができたのは良かった。コンディションは日に日に良くなっています」と試合後にコメント。2番、3番に出場したシンガポールのふたりは、地元育ちの若手。両ハンドで攻めてくるオーソドックスなドライブ型で、日本勢にとって全くやりづらさはなかった。
3番大島は、これが今大会初出場。サービスを効かせてチャンスを作り、強烈なフォアドライブを連発した。「1ゲーム目の入りは少し緊張しましたが、サービスが効いたので緊張はほぐれてきた。ここまで4戦ベンチで応援していて、みんな良いプレーをしてくれていたし、ぼくも応援で少しでもチームに貢献できたと思うので、この舞台で試合ができたことはすごくうれしく思います」(大島)。出場した3選手の調子を上げるには、シンガポールは最適の相手だったか。日本男子にとって運命のドローは、今夜22時に行われる。