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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

●女子決勝トーナメント1回戦
〈ウクライナ 3−2 シンガポール〉
 ビレンコ −7、−9、−2 馮天薇○
○ガポノワ 6、−5、9、−8、8 ユ・モンユ
○ペソツカ 9、7、−9、6 リン・イエ
 ガポノワ −4、−8、−3 馮天薇○
○ビレンコ 10、9、8 ユ・モンユ

〈香港 3−1 チャイニーズタイペイ〉
 蘇慧音 8、7、−6、−4、−7 鄭怡静○
○杜凱琹 11、8、14 劉昱昕
○李皓晴 8、4、8 陳思羽
○杜凱琹 6、12、9 鄭怡静

波乱! 日本女子の準々決勝の対戦相手を決める、女子決勝トーナメント1回戦で、ウクライナがシンガポールに3−2で勝利。日本女子は準々決勝で、予選グループ第1戦に続いてウクライナと相まみえることになった。

トップ馮天薇がカットのビレンコにストレートで勝った時点で、シンガポールの準々決勝進出は確実かと思われたこの一戦。しかし、2番ユ・モンユがガポノワのカットを打ち切れず、さらに3番でリン・イエがペソツカの堅い守りに敗れた。フォアの一発の強打はものすごいリン・イエだが、負けられないというプレッシャーゆえかプレーが単調になり、ペソツカのブロックにつかまった。
シンガポールは4番馮天薇がトップに続いてストレート勝ちしたが、ラストのユ・モンユはラケットをクルクル回すビレンコの反転カットに、勝負所でイージーなミスが出た。ベスト8入りに歓喜の輪ができたウクライナと、まさかの敗戦に沈むシンガポール。

予選リーグの日本戦では、ビレンコとペソツカが欠場していたウクライナ。準々決勝も油断は大敵だが、百戦錬磨の馮天薇を擁するシンガポールより戦いやすい相手であることは間違いない。日本女子は継続してカット対策を積んできており、石川と伊藤はすでにカット打ちの達人。早田も持ち前のパワーで、対カットには非常に強い。日本女子のメダル獲得の可能性は、限りなく高くなっている。

女子決勝トーナメント1回戦のもうひと試合は、香港がチャイニーズタイペイに勝利。バックハンドが鉄壁といえる安定感を誇る杜凱琹が、チームに2勝をもたらした。チャイニーズタイペイは重要な3番で、陳思羽が故障の影響でプレーに精細を欠き、意気消沈した。
  • シンガポール戦ラストでユ・モンユに完勝したビレンコ

  • ビレンコを中心に歓喜の輪ができた。奥はオーロラビジョンです

  • ユ・モンユ、カットを相手にまさかの2敗

  • 香港のエースに成長してきた杜凱琹

  • 髪をウェアに合わせてピンクにしてきた蘇慧音