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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

●女子団体準々決勝
〈日本 3−0 ウクライナ〉
○伊藤 4、−6、5、−13、11 ペソツカ
○石川 5、5、2 ビレンコ
○平野 2、5、1 ガポノワ

日本女子、ウクライナ相手にきっちりストレート勝ち!
3大会連続のメダルが確定!

トップ伊藤はサービスのコントロールに苦しんだ。2ゲーム目の5−4のリードでハイトスサービスをミスしてからリズムが崩れ、6−11で日本女子チームで初めてゲームを失うと、4ゲーム目に10−6から計5回のマッチポイントを決めきれない。ペソツカのタイミングの合わせにくいバックドライブ、強く叩くバック強打に悩まされ、スマッシュも打ち抜けなくなる。最終ゲームの終盤は長く浮いたレシーブをツッツキしてミスするなど、伊藤らしからぬプレーで8−10でマッチポイントを握られた。

メンタルの揺れがプレーに直結してしまう、最近の伊藤にはほとんど見られなかった不安定な試合運び。しかし、この窮地を3球目バックドライブ2発で脱すると、12−11で迎えた7回目のマッチポイントで渾身の3球目フォアスマッシュ。苦しい苦しい一戦を制した。最後で勝ち切ったのはさすがだ。

2番石川はゲームの出足から、ビレンコのバックサイドにパワードライブを連発。反転カットにもまったく惑わされず、両サイドへ切れ味鋭いフォアドライブで打ち抜いた。ビレンコは2ゲーム目から攻撃の手数を増やしたが、石川は動じなかった。スイングスピードが速く、カット対策の成果がにじむ自信みなぎるカット打ちで完勝した。
3番平野もカットのガポノワに対し、鮮やかなミドルへのパワードライブを連発。鋭いミドル攻めに長身のガポノワはきりきり舞い、3ゲーム目は11−1という一方的なスコアで平野が勝利した。日本女子、明日はコリアとの決戦だ!
  • トップ伊藤、苦しみながら最後は勝ち切った

  • ナックル性のボールとループドライブを駆使し、回転量に変化があったペソツカ

  • 石川のカット打ちは安心して見ていられた

  • ガポノワのミドルへ、フォア強打を次々に決めた平野

  • 日本女子、メダル確定だ