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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

●男子団体決勝トーナメント1回戦
〈日本 3−0 香港〉
○張本 8、8、9 黄鎮廷
○水谷 −10、12、9、4 何鈞傑
○丹羽 3、7、11 林兆恒

現地時間、14時40分。隣のコートの日本女子対ウクライナと時を同じくして、日本男子も香港に3−0で勝利!
明日の準々決勝へと勝ち進んだ!

トップ張本は強かった。2月のチームワールドカップで0−3で敗れ、4月のアジアカップでは順位決定戦で4−0で勝っている黄鎮廷との対戦。黄鎮廷の裏面フリックとフォアドライブに対して、台からまったく下がらず、前陣での打球点の早いブロック・カウンターで崩してから強烈なパワードライブを打ち込む。そして要所でミドルへ打ち込むパワードライブに、黄鎮廷は全く反応できなかった。張本、世界団体でも完全に硬さが取れ、ペースを握ってきた感じだ。

2番水谷、ここで一気に主導権を握りたいところだが、相手の何鈞傑は好調。サウスポー同士でプレー領域も近く、球が合っていた。積極的にバックハンドでカウンターを狙い、思い切った回り込みパワードライブにも威力があったが、水谷は2ゲーム目を14−12で奪うと、ロングサービスや深く切れたツッツキをうまく使って何鈞傑のプレーを崩した。

3番丹羽は敗れたイングランド戦以来の出場だが、非常に冷静なプレー。相手の林兆恒はオーソドックスな右シェークドライブ型で、丹羽にとっては怖さがなかった。切れたフォアサービス、深く切るツッツキレシーブを相手にドライブで持ち上げさせ、フォアのカウンタードライブで次々に狙い打った。3ゲーム目には中盤で5−6、7−9とリードされる場面もあったが、ここから4点連取で11−9でフィニッシュ。力の差は歴然としていた。
  • 燃えたぜ智和、黄鎮廷に圧巻のストレート勝ち

  • 黄鎮廷は張本の速さについていけず

  • 水谷を苦しめた何鈞傑。今日は当たっていた

  • 2日ぶりの出場。勝利の瞬間、静かに拳を固めた丹羽

  • 3番で試合を決めた丹羽を迎えるベンチ