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2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

 日本女子が準決勝で統一チーム、「コリア」と対戦。
 トップは伊藤対韓国の田志希。1ゲーム目、伊藤は速い攻めが炸裂、11-2と先取した。2ゲーム目、2-5とリードを奪われるもすぐに5-5に追いつく伊藤。9-7からチキータで相手のミスを誘い10-7、そして11-8で連取した。
 3ゲーム目、8-8から伊藤がカウンタースマッシュを決め、9-8。最後はバックドライブでノータッチを決め、11-9でストレートで田志希を下し、日本は幸先良いスタートを切った。
 
 2番で石川と北朝鮮のキム・ソンイが対戦。石川はリオ五輪でキム・ソンイに敗れている。しかし、五輪以降、石川のカット攻略は目に見えて進化している。1ゲーム目、序盤からリードし、11-4で石川。
 2ゲーム目、石川が5-1とリードしたが、6-11とゲームを落とした。
 3ゲーム目、石川は再び鬼になる。11-8と取り返す。
 4ゲーム目は、キムの粘りと攻撃で4-6。石川にミスが出始め、6-10とゲームポイントを奪われるが、そこから9-10と追い上げたところでコリアのタイムアウト。スマッシュで10-10に追いついた石川だが、キムのカウンタードライブが決まり、11-13で落とした。
 最終ゲーム、5-2でチェンジエンド。もつれた状態で終盤に行きたくない石川。5-5と追いつかれたところでタイムアウト。キムのバックカットがエッジで入り、8-8。試合はジュースにもつれ込み、10-10。最後は石川は渾身のドライブで決め、16-14で貴重な勝利をあげた。「心が折れそうになった試合だけど、勝てて良かった」と石川。
 度重なるエッジボールに耐えた石川のあっぱれな試合だった。
 
●女子団体準決勝
 〈日本 2-0 コリア〉
○伊藤美誠  2、8、9 田志希
○石川佳純  4、-6、8、-11、14 キム ソンイ
平野美宇 vs 梁夏銀
石川佳純 vs 田志希
伊藤美誠 vs キム ソンイ
  • 耐えに耐え忍んだ石川、素晴らしい勝利!

  • 中盤からガンガン攻めてきたキム・ソンイ、やはり強かった

  • 会場インタビューで涙が浮かんだ石川

  • トップで勝利した伊藤。会心の勝利だった