速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

2018世界卓球ハルムスタッド大会速報

 2008年大会から5大会連続でメダルを獲得してきた日本男子は準々決勝で沈んだ。
 相手の韓国とは世界選手権では2008年以来の対戦だった。
 女子と違って、男子は強豪チームの層が厚い。今までも紙一重で乗り越えてきた中でのメダル獲得だった。そのことを倉嶋監督もコメントで触れた。

「メダルを獲ることが当たり前ではなく、打倒中国を果たしたい気持ちはあるけど、まず(他チームよりも)頭ひとつ突き抜けられるようにしなければいけない。この負けを真摯に受け止めて、今後のワールドツアーで良い結果を残し、2年後の世界選手権でリベンジをしたい。さらにオリンピックに向けて強化していきたい」

 張本が加わり、日本のチーム力はアップしたと思っていた。確かにアップしたはずだ。しかし、絶対的な力が上がったとしても勝てないのが、卓球の試合なのだ。
 昨日の香港戦で起用した丹羽を引っ込め、今日は松平を起用した。オーダーに関して質問が及ぶと、「オーダーはベストだった。これで負けたらしょうがない。相手を見て、対戦成績や勢いを見て決めている」と監督はきっぱりと答えた。「今大会の収穫は張本を水谷との2枚看板として使えたこと。今日は負けてしまったけど彼らしい良いプレーはできたので今後に期待したい」。

 日本男子は下を向く必要はない。2年後の世界選手権、そして東京オリンピックで「あの時の敗戦があったから今がある」と胸を張って言えるチャンスがあることを願っている。