スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

平成30年度全日本選手権速報

●男子シングルス4回戦
水谷隼(木下グループ) 4,5,8,8 加山裕( 愛知工業大名電高)

 10度目の優勝を狙う水谷は初戦を完勝した。高校生が相手とは言え、隙を与えずに、完璧なプレーを見せた。加山はリスキーな速攻ドライブを見せたが、水谷はしのぐ時にはしっかりとしのぎ、順調なシングルスのスタートを切った。

「いつも1試合目は緊張するけど、今日はリラックスしてできて内容も良かった。いつもの東京体育館とは会場の雰囲気も自分の気持ちも全然違う。1試合1試合が勝負だし、決勝にいける確率は25%くらいです。体力を温存させたい、省エネでできるところは省エネでやりたい。上に上がっていった時にそこで最大限力を発揮できるように。
 毎年毎年強いから決勝に行っていたわけではなく、今までも5回くらい負けそうな試合があったわけだから、今年だけ25%ではなくて、毎年25%だった。(王者復活は?)なるようになるしかない。優勝できるように練習はしてきたけど、あまり周りの声を耳に入れちゃうと緊張する。自分は自分らしく1戦1戦戦いたい。練習してきたことを無駄にしたくない。
 自分が決勝で張本と当たることなんかは考えていない。決勝まで行かないことには何も始まらない。彼の勝った負けたもあるけど、決勝に行って初めて彼を意識するんだと思う」と水谷。

 10月以降はTリーグ、そしてワールドツアーやグランドファイナルをこなし、日本の卓球を牽引してきた水谷。張本が迫力のある王者の卓球を見せれば、水谷は華のあるプレーで会場を釘付けにした。
  • 危なげないプレーで初戦をクリアした水谷