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平成30年度全日本選手権速報

 「いつも最終日まで残っていたのに、久しぶりにこんなに早く終わってしまいました」。試合後のミックスゾーンで、平野美宇は語った。木原美悠に1ー4で敗れた女子シングルス5回戦に続き、石川佳純とペアを組んだ女子ダブルス5回戦でも、カットペアの佐藤/橋本(ミキハウス)を打ち抜けず、1ー3で敗戦。2日を残し、あまりに早い終戦を迎えてしまった。以下は敗れた木原戦についての平野のコメント。

 「相手は年下でしたが、年齢は関係ない。自分が崩れてしまった。反省して、これからあるワールドツアーのために練習していきたい。この1年の最初の全日本で負けたので、これからどうするか考えていきたい。

 全日本のレベルも上がってきているけど、自分の実力なら決勝まで行けたと思う。とても悔しいです。今日はレシーブが良くなかったですね。消極的になってしまいました。1ゲーム目とかは悪くなかったけど、3ゲーム目からはどんどん相手のペースになった。木原さんの打つコースが広くなって、それに対応できなかった。

 今まで年上の人ばかりやってきたけど、こうやって年下の人も強くなっている。でも一番強いのは自分と同年齢の人だし、日本のレベルはどんどん上がってきていると感じています」

 世界ランキング9位で18歳の平野が、14歳の木原に喫した敗戦は、日本女子の急激なレベルアップを改めて証明する形となった。平野にとって、2020年東京五輪に向けた勝負の1年は厳しいスタートとなったが、この敗戦を起爆剤にしてほしい。ハリケーン・ヒラノの逆襲はここからだ。
  • 全日本で3年連続決勝進出の平野、思わぬ終戦

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