●女子シングルス6回戦
伊藤美誠（スターツSC）　4、5、8、7　出澤杏佳（大成女子高）

ジュニア女子を制し、一般でも強豪を連破して快進撃を続けた出澤の勢いも、「横綱」美誠にガッチリ受け止められた。女子シングルス6回戦、伊藤は出澤をストレートで下し、準々決勝進出を決めた。

伊藤はバック深くへのロングサービスを連発し、すかさず出澤のフォアを突く。フォアへ大きく動くフットワークのない出澤は厳しい返球ができず、伊藤に上から叩かれた。裏ソフトのドライブと違い、出澤のバック粒高も思うように変化はつけられず。「とにかくラリーにしない」作戦に徹した伊藤が攻守に圧倒した。

★出澤の6回戦後のコメント
「完全に実力不足で、全然相手にならなかった。伊藤さんには何をやっても返されるし、全部打たれるので、とにかく動いて相手の球を返していこうと思っていました。伊藤さんとやるまでは、今までにない成績が出せたので100点でしたけど、最後の試合は点数っていうか……ダメでした。
　自分のような戦型はいないので、今大会はたまたま勝つことができたけど、これから慣れられるし、対策も立てられるので、それに対応できるようイチから頑張りたいです」