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平成30年度全日本選手権速報

●女子シングルス準々決勝
早田ひな(日本生命)4、8、8、7 芝田沙季(ミキハウス)

 早田対芝田、注目の強打者対決は早田がストレートで完勝。初のベスト4進出を決めた。

 試合は序盤から早田がサービス・レシーブで先手を奪い、ラリーになっても打球点の早いドライブ連打で圧倒。得点するも失点するも早田のボールが入るか入らないか、そんな印象を受けるほどに、早田が試合の主導権をがっちり握って試合を支配。一気に4ゲームを連取し、芝田得意のフォアのパワードライブを打たせる隙も与えずに4ゲームを連取して決着をつけた。世界ランキングを15位まで上げている芝田だったが、この日は攻め手を欠き、早田の両ハンドに集中砲火を浴びた。

 12月末のTリーグの試合後に、日本生命の村上恭和総監督が「日本で一番勢いがあると思うほど、技術ひとつひとつがレベルアップしている」と話した早田。その言葉どおり、今大会の早田はプレー全てにおいて相手を圧倒するような迫力がある。「昔はサービスから3球目に力を入れていたけど、今はレシーブで先手を取る時代。なのでそこにも力を入れて取り組んでいます」と語っていたが、バックでのチキータ&逆チキータに加え、フォアで角度を合わせるようなレシーブもきっちり相手の攻めを封じている。

 これで明日の準決勝は伊藤対早田のカードに決定。貫禄のプレーを見せている伊藤と絶好調の早田の対戦は今大会最大の見せ場となりそうだ。
  • 完勝で初の4強入りを決めた早田

  • 芝田は早田の前になすすべなし

  • 勝利後観客に応える早田