●男子シングルス準々決勝
張本智和(JOCエリートアカデミー) 6、6、9、8 吉村真晴(名古屋ダイハツ)
男子シングルス準々決勝、まず張本が吉村を下してベスト4一番乗り!
チキータからのバック対バックという「ストロングポイント」を徹底的に生かした張本。バック対バックになれば打球点の早さでまさる張本の優位は動かない。3ゲーム目の10ー9では、ミドルから吉村のフォアへ強烈なバックハンドで打ち抜き、4ゲーム目10ー8のマッチポイントでは、吉村の回り込みドライブを横殴りの「はりパンチ」。勝負勘を見せつけて試合を決めた。
★吉村真晴のコメント
「ぼくのサービスに対して徹底的にチキータをしてきた中で、本来それを狙っていくべきなんですけど、それを防ぐことに頭がいきすぎて、戻りが後れてしまい、相手にチキータからの連続攻撃を許してしまった。要所で自分もロングサービスを使ってチキータを防ごうとしたけど、正確に高い打球点でレシーブしてきて、そこから彼の得意なバック対バックのラリーに持ち込まれた。ぼくが1本でもバックハンドでストレートに攻めていれば、流れが変わったかもしれないけど、彼のバックハンドの速さに押されてしまった。改めて彼の強さを感じた。
彼は昨日2試合苦しい試合を戦う中で、今日が中休みになっちゃいましたね。明日はしっかり準備をして頑張ってもらいたいと思います」