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世界卓球ブダペスト大会

 少し古い話になるが、2005年の世界選手権上海大会で活躍したメイス(デンマーク)を覚えているだろうか。

 メイスは上海大会で、優勝候補にあげられていた王皓(中国)をロビングを混ぜたオールラウンドプレーで下すと、メダルをかけた準々決勝でハオ帥(中国)に0-3のビハインドから、滞空時間の長いロビングでドライブとスマッシュを何本もしのいで観客を味方につけると、驚異的な逆転勝ちで男子シングルスで銅メダルを獲得した。前、中、後陣とコート内の全てのスペースでプレーを行うプレーから「ファンタスティックプレーヤー」の異名を持つメイス。

 一度は引退を決めたメイスだったが、前回の世界選手権(団体戦)で復帰し、今大会では男子シングルスにエントリーした。初日の4月21日、予選リーグに登場したメイスは全盛期ほどのキレはないものの、サービスやレシーブのタッチは健在。初戦を4-0でなんなく勝利した。「身体が万全ではないので、なかなか簡単ではないけれどベストを尽くすよ」と試合後のメイス。
 予選リーグを通過して、大物選手との対戦を見てみたいファンは多いだろう。
  • 2020年東京五輪に出場するため、再び現役に復帰したメイス

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