スマホ版に
戻る

速報・現地リポート

トップニュース速報・現地リポート

世界卓球ブダペスト大会

 サブアリーナで奮闘していた今大会の男子の最年長は、1966年生まれであるパキスタンのクレシ。バックサイドのボールもすべてフォア面の裏ソフトで処理。よく手首を傷めないものだと思う。オールドファンには馴染みの「シーミラー・バックハンド」、あるいは「ボーガン・バックハンド」(1970年代から80年代にかけて活躍した、アメリカのシーミラーやボーガンが駆使していた打法)だが、最近の選手にとっては驚愕の打法だろう。

 残念ながら予選グループで姿を消したクレシ。打法の構造的に、威力あるバックドライブでサイドを切られたらやはり厳しい。世界選手権の「こだわりすぎた男たち」、2年後の世界選手権は大陸ラウンドがあるために本戦出場はなかなか厳しいが、元気にプレーを続けてほしい。
  • 全面フォア面でカバーするクレシ

  • ワイパー・フォアハンドの変化はスゴい