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世界卓球ブダペスト大会

 国際卓球連盟のAGM(年次総会)で、東京五輪の後に、ラバーの色を自由化にすることが決定された。ボールとラバーの色の問題、ラバー表面の反射の問題などを今後検討するが、片面は黒色のラバーで、もう片面の色を自由にする方向のようだ。
 また今回の総会では、イエローボールの提案が行われ、テレビや選手にとってどういう影響があるかを今後テストしていくことが決定された。

 基本的には、卓球ラケットの両面の色は、はっきりと識別されなければいけない。もともと卓球のラバーの色は自由だった。以前は、イエロー、ブルー、グリーンのラバーもあった。
 しかし、1980年代初めから両面黒色のラバーで、片面に裏ソフト、片面にアンチラバーや粒高ラバーという異なる性質のラバーを貼り、サービスやラリー中にくるくる回しながら相手のミスを誘う異質反転プレーをする選手が続出し、観客が見てもなぜ選手がミスをするかわからないということで、1983年に「両面同色を禁止、両面のラバーは黒と赤を使用」というルールが決まった。
 今回の決定で、黒色のラバーと、たとえばグリーンやブルーやピンクというラバーの色の組み合わせが可能になる。カラフルな用具になることは歓迎だが、実際にそれを作る卓球メーカーや在庫を抱える卓球ショップなどは複雑な思いを抱くのではないか。