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速報・現地リポート

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世界卓球ブダペスト大会

●男子シングルス1回戦
ピチフォード(イングランド) 10、ー5、5、ー5、6、ー9、10 アファナドル(プエルトリコ)
林昀儒(チャイニーズタイペイ) 10、7、9、10 チウ・ダン(ドイツ)
プツァル(クロアチア) ー8、10、ー5、4、8、ー10、7 シュテガー(ドイツ)
K.カールソン(スウェーデン) ー7、8、ー6、5、ー8、6、4 ラムゲイ(スコットランド)
ディヤス(ポーランド) 10、ー10、5、ー14、ー10、5、9 シバエフ(ロシア)
安宰賢(韓国) 3、5、8、9 黄鎮廷(香港)
ポランスキー(チェコ) ー11、9、ー10、ー7、9、8、8 陳建安(チャイニーズタイペイ) 

4台設置のメインアリーナを出て、12台設置の第2会場に来ると、こちらでも熱戦の連続。観客席との距離が近く、関係者が熱烈な応援を送るため、その熱気はメインアリーナ以上だ。

男子シングルス1回戦では、イングランドのピチフォードがプエルトリコの正統派ドライブマン、アファナドルにゲームオールジュースで辛勝。アファナドル、ピチフォードの絡みつくような両ハンド強打も中陣でよく打ち返したが、あと一歩及ばず。
シェークとペンの若手対決、注目カードの林昀儒対チウ・ダンは、意外にも林昀儒がストレート勝ち。林のチキータは驚くほど速く、バックドライブも強烈。チウ・ダンは左腕の林にフォア前に出されたサービスに対し、レシーブにやや厳しさを欠いた。この敗戦を糧に、まだまだ伸びてもらいたい。

クロアチアのプツァルは、ロングサービスとバックハンドの速攻でファイターのシュテガーに競り勝った。スコットランドのラムゲイも、思い切り変化をつけて出すロングサービスでクリスチャン・カールソンを追いつめたが、惜敗。ポーランドのディヤスは、シバエフとの大打撃戦を制した。両選手とも熱い声援が飛び交い、会場の雰囲気を変えるほどのゲームだった。

そして波乱は、黄鎮廷と陳建安の敗戦だ。黄鎮廷は韓国の新鋭・安宰賢にまさかのストレート負け。陳建安は強烈な両ハンドドライブを放つポランスキーに屈した。両選手ともTリーグでの活躍でお馴染みの選手だけに残念。黄鎮廷は4回戦で張本と当たる組み合わせだったが、黄鎮廷に対しては自信を持っている張本にとっては、この安宰賢のほうが嫌な相手か。安宰賢は続く2回戦で、こちらも何鈞傑を破って勝ち上がったモアガルドとの対戦だ。
  • K.カールソン、敗戦の瀬戸際から逆転勝利

  • K.カールソンを追いつめた変化サーバー、ラムゲイ

  • シュテガーを破ったプツァルは、今大会注目の選手

  • 天才肌の安宰賢が、黄鎮廷に衝撃のストレート勝ち

  • 黄鎮廷、ベンチで落胆を隠せず