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速報・現地リポート

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全国高校選手権(インターハイ2019)

●女子ダブルス準決勝
大川・本井(四天王寺) 3、−18、−7、7、9 桑原・川北(正智深谷)
高田・岡田(明徳義塾) 8、12、−3、10 黒田・木塚(済美)
●女子ダブルス決勝
大川真実・本井明梨 4、8、−7、−7、6 高田菜々美・岡田琴菜

女子ダブルス優勝は、四天王寺の2年生ペア、大川真実・本井明梨!

大川・本井ペアは、昨日の女子学校対抗3回戦(大成女子戦)ラストで壮絶な逆転勝ちを収めた大川のプレーが冴えた。「学校対抗3回戦のラストで勝って、自信がついたし、勝てる感覚がでてきた。ダブルスでもラリー戦は自信があったので、どんどん振っていきました」と決勝後に語った大川。左腕からキレのあるフォアドライブを連発した。

一方で、大川は「最後は本井さんが打って決めてくれると、本井さんのことを信じ切っていました」ともコメント。相手のレシーブやツッツキがあまければ、本井が回転量が多く、威力のあるフォアドライブですかさず狙い打つ。ふたりは台から下げられても粘り強く、相手より1球多く返す姿勢で、時折ロビングで打ちミスも誘った。

「寮生活なので、大川さんの日頃の生活を結構見ているんですけど、できないこととか苦しいことでも、あきらめずに最後までやり切る。苦しいところでは大川さんが必ず入れてくれると信じて戦いました」。半年間、ケンカをしながらもコンビネーションを高めてきたというふたり。準決勝の桑原・川北戦はゲームオール11−9、決勝もゲームカウント2−0から追いつかれる苦しい展開だったが、チャンピオンペアに相応しい質の高いプレーを見せてくれた。

 準優勝の高田・岡田は、左中国式ペンドライブの高田がレシーブからのフリック、フォアドライブと裏面ドライブでチャンスメイク。強打者の岡田が狙い打ったが、岡田の攻撃は勝負所でのミスが目立った。ボールを確実に入れるところ、思い切って攻めるところの見極めができていれば、決勝も十分チャンスはあっただろう。決勝の最終ゲーム、相手ペアのマッチポイントも岡田のスマッシュミスであっけない幕切れだった。

 3位は桑原・川北(正智深谷)と黒田・木塚(済美)。桑原・川北は桑原が強烈なフォアドライブ、電光石火のバックカウンターを連発したが、プレッシャーの中で川北にややミスが多くなった。黒田・木塚はレシーブからバックハンドでラリー戦に持ち込み、ストレートへの攻撃をうまく使って強豪ペアを連破した。