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速報・現地リポート

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全国高校選手権(インターハイ2019)

●男子シングルス準決勝
戸上(野田学園) 5、8、8 谷垣(愛工大名電)
篠塚(愛工大名電) 8、6、6 新名(明徳義塾)

決勝のカードは戸上vs篠塚。
それぞれ準決勝をストレートで勝利し、決勝に駒を進めた。
戸上はサービス・レシーブで谷垣の早い攻めを封じ、つないだボールをカウンターで打ち込んで完勝した。
「最初から戸上さんが攻めてきて、こっちの攻めを封じるようなサービス・レシーブで難しかった。先に攻めれても戸上さんが常に待っている。やられましたね。途中から待たれないように揺さぶったけど、前陣でも後陣でもボールをとられて、1本1本のラリーが長く感じました。
次にやるまでには、足の動きや判断力など基礎能力を高めたい。そして技術力も上げて挑みたいです。
今大会は大きな自信になりました。1年生でベスト4はなかなかできない経験です」(谷垣)

もうひとつの準決勝、篠塚は緩急織り交ぜたプレーで新名を揺さぶってストレート勝ち。
新名をフォアに大きく動かし、バックを狙う。両サイドに振り回す基礎的な戦術だが、その質が高い。打球点、コース取り、どちらに来るのかわからないバックハンドで新名を手玉に取った。
「自分の弱点を徹底的に攻めてきて、それに対応できなかった。全中選抜の時もやっていたけど、その時も負けていた。
 結果的に言えば、自分でもびっくりな3位です。目標はベスト16だったので、正直ここまで来られると思っていなかった。台上をもっとうまくして、来年も頑張りたい」(新名)

王者・戸上はドンと構えて決勝へ。連覇か、それとも篠塚が堅陣をぶち破るのか。
パワーのある戸上に対して篠塚がどう攻略していくのか、その思考が見えるであろう決勝が楽しみだ。