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卓球ワールドカップ団体戦

●女子第1ステージ(予選リーグ)
 日本 アメリカ
○平野美宇/石川佳純 4、5、7 エイミー・ワン/リリー・チャン
○伊藤美誠 10、7、6 ウー・ユエ
○石川佳純 5、−11、3、9 リリー・チャン

日本女子、予選リーグ第2戦もアメリカを3−0で圧倒し、予選リーグ2連勝!
予選1位通過が決定し、準々決勝進出。ウクライナを3−0で破り、同じく2戦2勝で準々決勝進出を決めた中国とは、決勝まで当たらないことが確定した。

アメリカは2点起用のエース、ウー・ユエは中国からの帰化選手で、脇を固めるエイミー・ワンとリリー・チャンは中国系の2世選手というチーム。日本は平野/石川のダブルスに伊藤の2点起用という、初戦と同じオーダーを組んだ。トップ平野/石川は以前よりもコンビネーションが向上し、石川のフォアストレートへのフォアドライブが威力を増したことで、決定力も高くなった。平野もチャンスボールはしっかり仕留めながら、回転量の多い両ハンドのドライブでうまくアシストしてストレート勝ち。

2番伊藤はウー・ユエに対し、1ゲーム目5−9、7−10とリードを許してやや苦しんだが、9−10の場面で伊藤がフォアサイドから、ややトスの高いフォアの巻き込みサービス。緊迫した場面でも今までやっていないプレーが出せるのが伊藤の強さ。このゲームを12−10と逆転で取ると、あとは一気に勝利へ突っ走った。

3番石川は、10月の女子ワールドカップで平野を破ったリリー・チャンのキレのある両ハンドに1ゲームを落としたが、フォアストレートへのフォア強打がここでも冴えた。しっかり3−1で勝利を収めた。日本女子は明日は試合がなく、明後日の準々決勝から決勝トーナメントがスタートする。

★馬場美香監督のアメリカ戦後のコメント
「今日は初戦のオーストリア戦で、エースのポルカノバ選手が出てこないことが昨夜遅くにわかり、それは意外でしたが、それ以外はだいたい想定内の試合でした。ダブルスを石川/平野で固定しているのは、今年になってからまだあまりペアを組んでいないので、経験と強化の両面からふたりを組ませている。チャンスボールには一気にたたみ掛けられるペアになってほしい。2試合終わって、全体的に緊張もほぐれてきているし、決勝トーナメントではもっと良いプレーをしてもらいたい」