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卓球ワールドカップ団体戦

 東京五輪を目指していたチャイニーズタイペイの荘智淵が、代表引退を突然表明し、以降の国際大会に出ないと発表してから2カ月が経った。そして、当然のことながら今大会のチャイニーズタイペイのベンチに荘智淵の姿はない。

 実は、10月中旬に沖縄で行われたTリーグで、試合に出場していた荘智淵に「本当にもう代表の試合は出ないの?」と聞くと、「イエス」との返事が。彼のプレーを17歳から見て、幾度もの感動的なゲームを見てきた身としては、「ノー」という答えを期待していたのだが……。

 長らくチームのエースを務め、精神的支柱になっていた荘智淵なき今、チャイニーズタイペイを引っ張るのは陳建安、もしくは世界ランキング10位に成長した林昀儒になるのか。だが、どちらの選手も実力はあるが精神的な押しが弱く、荘智淵のようなオーラはない。

 チャイニーズタイペイの準々決勝の相手は日本を倒したイングランド。団体戦では選手個々の力に加えて、チームの一体感、団結力が必要になる。チャイニーズタイペイがさらに上に行くためには熱い魂を持った荘智淵を引き継ぐ選手が急務だ。