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速報・現地リポート

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卓球ワールドカップ団体戦

〈日本 1−1 ドイツ〉
丹羽孝希/吉村真晴 7、−2、−5、−5 ボル/フランチスカ○
○張本 8、−9、8、2 オフチャロフ
吉村 vs. ボル
張本 vs. フランチスカ
丹羽 vs. オフチャロフ

日本男子対ドイツの準々決勝は、2番を終えて1−1!
2番張本が会心のプレーでオフチャロフを下した!

トップのダブルスは、出足から丹羽のチキータがボルのフォアを何本も抜き、吉村も打球点の高い両ハンドドライブを連発。幸先良く1ゲーム目を奪ったが、2ゲーム目はボル/フランチスカが9−0まで一気に引き離す。ボルが打球点を落としてもミスの少ないプレーで確実につなぎ、フランチスカが打球点の早いバックドライブを連発。バックストレートへのバックドライブは抜群の決定率で、丹羽/吉村はなかなか反応できなかった。
何とか展開を打開したい丹羽/吉村だが、台上や相手のレシーブに対する丹羽の反応が、ベストの時に比べるとどうしても1テンポ遅れる。チャンスをつかみ、たたみかけてきた時のボル/フランチスカの攻撃は強力だった。

2ゲーム目はエース張本がオフチャロフと激突。過去の国際大会では意外に対戦が少なく、張本の0勝2敗。直近の対戦は17年ワールドツアー・グランドファイナルでオフチャロフが4−3で勝っている。

張本は出足から、声を出しながらも冷静なプレー。バック対バックから先にストレートに回されてフォアを突かれても、しっかり動いてフォアクロスへ、厳しいコースに打ち返して得点。フォア対フォアの打ち合いに持ち込ませない。ゲームカウント1−1の3ゲーム目、7−8からの4点連取でゲームカウント2−1とすると、4ゲーム目の3−1で鮮やかなフォアストレートのカウンターを突き刺す。この一撃でオフチャロフの集中力が落ち、ミスを連発。久々にクロスへの「ハリパンチ」も決めた張本が3−1で勝利し、力強く観客席へ拳を突き上げた!

●男子団体準々決勝
〈中国 3−0 アメリカ〉
○許シン/梁靖崑 5、5、0 フォン・イジュン/ジャン・カイ
○樊振東 3、5、5 ジャー
○梁靖崑 3、5、3 ジャン・カイ
樊振東 − フォン・イジュン
許シン − ジャー

男子団体準々決勝のもうひと試合、中国対アメリカは中国があっという間にストレート勝ち。しかもオール3−0で、相手に与えたポイントは最大でも「5」という圧勝だった。アメリカはエースのジャーが樊振東と打撃戦を展開したのだが、打ち合うほどに回転量と球威に押され、最後はミスが出た。エース馬龍を下げても、全く危なげのない中国の戦いぶりだった。