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卓球ワールドカップ団体戦

●女子団体準々決勝
〈チャイニーズタイペイ 3−2 香港〉
 鄭先知/陳思羽 −8、−8、6、−8 李皓晴/蘇慧音○
○鄭怡静 −7、6、10、3 杜凱琹
○陳思羽 10、10、9 蘇慧音
 鄭先知 −5、−8、7、10、−9 杜凱琹○
○鄭怡静 −9、8、8、7 李皓晴

 女子準々決勝のもうひと試合は、チャイニーズタイペイと香港というアジアの強豪同士の対戦。鄭怡静はトップおとめピンポンズ名古屋、陳思羽は日本生命レッドエルフ、杜凱琹は木下アビエル神奈川、李皓晴と蘇慧音は日本ペイントマレッツ。Tリーグ女子4チームのメンバーが集結する一戦となった。

 見応えがあったのは2番のエース対決、鄭怡静と杜凱琹の一戦だ。バックハンドが強い杜凱琹が1ゲーム目を奪い、試合を優位に進めるかに思えたが、鄭怡静はバック対バックでは緩急と細かいコース変更で杜凱琹を揺さぶりながら、積極的にバックハンドでバックストレートを突き、杜凱琹のフォアを攻める。相手が得意とするバック対バックに持ち込ませない、先手必勝のバックストレートで、持ち味である「カミソリフォアドライブ」を生かした。

 チャイニーズタイペイは3番で陳思羽が蘇慧音に快勝し、勝利に王手。しかし、香港も4番杜凱琹が、同じバックハンド主戦型である鄭先知との両ハンドのラリー戦をゲームオール11−9で制す。試合時間は3時間を超え、ついにラストにもつれる。

 ラストは鄭怡静対李皓晴。鄭怡静有利かと思われたが、1ゲーム目に5−8のビハインドから李皓晴が逆転。2ゲーム目も7−4と李皓晴がリードしたが、今度は鄭怡静が4−7から6点連取で逆転。バック対バックでは不利になると、またもバックストレートのバックハンドで勝負に出た鄭怡静が3時間25分の熱戦に終止符。その瞬間、クールな鄭怡静が歓喜を爆発させた!!