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卓球ワールドカップ団体戦

●男子第1ステージ(予選リーグ)
日本     1 − 3    イングランド
○丹羽孝希  7、6、7       ドリンコール
 吉村真晴              ジャービス
 張本智和  6、−7、−8、9、−8  ピッチフォード○
 吉村   −2、4、7、−3、−9      ドリンコール○
 丹羽    −8、−10、−5     ピッチフォード○

ドイツ  3 − 0 オーストラリア
韓国   3 − 0 アメリカ
中国   3 ー 0 ナイジェリア

 事前情報では丹羽はエントリーするものの出場するか否かは微妙ということだったが、倉嶋監督はいきなり初戦のイングランド戦に起用し、水谷を外した。トップはダブルスから始まるが、丹羽と吉村の団体戦でのダブルスはリオ五輪以来だが、今年の8月のブルガリアオープンでも組んでいる。銀メダリストの二人は余裕のプレーを見せ、ストレートで完勝した。

 2番はエース対決。ピッチフォードは去年の世界団体で張本と水谷に勝っている。しかし、張本は今年の中国オープンでストレートで下し、リベンジ。1ゲーム目は張本が6本で先取。張本は落ち着いたプレーで、ピッチフォードにミスが出た。
 2ゲーム目、ピッチフォードのミスが減り、バック対バックでも張本と互角の展開で7本で取り返した。3ゲーム目、バック対バックでわずかにピッチフォードが得点が多い。そしてフォアで点を取りに行った張本にミスが出て、8本でピッチフォードが連取した。
 4ゲーム目、3−3になったところで日本はタイムアウト。しかし、そこからピッチフォードは7−3に引き離す。7−5から8−6、8−7と差を詰める張本は8−8に追いつき、9−8と6本連取で逆転。9−9となったが、そこから張本が連取し、11−9で取り返し、ゲームを2−2と振り出しに戻した。
 最終ゲーム、5−3で張本リードでチェンジエンド。すぐに5−5となるが、6−6、7−7から張本のストレートへのバックカウンターが抜けていく。しかし、すぐにピッチフォードが10−8とリードを奪い返す。最後は張本の台上ドライブがオーバーミスして、11−8で張本は敗れた。欧州の刺客、ピッチフォードは日本戦での強さを改めて見せつけた。
 
 3番は吉村とドリンコールの対戦。序盤はお互いにミスが多く、ゲームは1−1。3ゲーム目を吉村が取り、2−1とリード。しかし、4ゲーム目、ドリンコールが先手を奪う場面が多くなり、吉村は3点で落とす。勝負は最終ゲームへ。出足からドリンコールのフォアドライブが炸裂。5−2でチェンジコート。8−2とドリンコールが一気に離す。ここから8−5と差を詰める吉村。しかし、ドリンコールのフォアカウンターで9−5。9−7、10−8と吉村が追いかける。吉村のバッククロスのドライブが決まり、10−9。あと一本だ。最後は吉村のドライブがネットにかかり、11−9でドリンコールが勝ち、イングランドは2−1と勝利に王手を掛けた。

 後がない日本。4番は丹羽がピッチフォードと対戦。過去に、丹羽は4戦して4勝の相手。最後は昨年の中国オープンでこの時には4−3で丹羽が辛勝。
 1ゲーム目の出足からピッチフォードがリードを奪い、丹羽が追いかける展開。7−7で並ぶも、11−8でピッチフォードが先取した。
 2ゲーム目もピッチフォードのペース。丹羽はリードを奪われるも、9−9と追いつく。丹羽のサービスエースで10−9、次を3球目のドライブミスで10−10と並んだ。次をピッチフォードが丹羽のストップを強烈な台上バックドライブで打ち抜き、最後は丹羽の打ちミスで12−10でゲームを連取した。
 3ゲーム目になってもピッチフォードの流れは止まらない。終始リードを奪い、バックの強打と丹羽の打ちミスを誘う。11−5でピッチフォードが2点を取り、イングランドが勝利した。
 昨年の世界選手権ハルムスタッド大会に続く敗戦。イングランド戦は日本にとって鬼門である。