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速報・現地リポート

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世界ジュニア選手権大会

●ジュニア男子団体決勝
 〈中国 3ー0 チャイニーズタイペイ〉
○向鵬 9、8、7 馮翊新
○徐英彬 7、7、7 戴茗葦
○劉夜泊 6、7、9 黄彦誠

 実際に決勝が終わるまでは、「事実上の決勝」なんて言葉は軽々しく口にすべきではない。そう思っていたが、終わってみればやはり事実上の決勝は、準決勝の日本対中国だったようだ。ジュニア男子団体決勝、中国対チャイニーズタイペイの一戦はオールストレートで中国が勝利した。

 第1回サンチアゴ大会(2003年)以来となる決勝進出。準決勝では中後陣で粘る選手が揃うフランスを打ち砕いたチャイニーズタイペイだが、中国を前にして戦う前から戦意を喪失していたか。トップ馮翊新、2番戴茗葦ともに時折フォアの強烈なカウンターを見せるものの、狼ににらまれた羊のようで「勝利への気迫」が感じられない。

 昨日の日本戦を乗り越え、どこか脱力感の漂う中国ベンチと、選手たちに笑顔がのぞくタイペイベンチ。ベンチの後ろから「喝!」を入れたくなりました。中国はこれで、3大会連続15回目の優勝を飾った。